こんにちは、カンボジア在住のMeiです。
前回、プノンペンに住む場合のおすすめ地域やエリアを紹介しましたが、次はいよいよ実際にお部屋を探して内覧ですね。
日本ではニュース沙汰になりますが、カンボジアでは大雨の日(特に雨季)に水が氾濫することは日常的に起こるので、地域選びは重要になってきます。
おすすめ地域とエリア情報なんて知らないよ…という方は、よろしければこちらの記事を参考にしてみてください。
お部屋探しに関しては、最近ではFacebookでも盛んに情報が流れてきます。
また日本語で案内してもらえる不動産会社もありますので、そちらの紹介もしつつ内覧時の確認ポイントを紹介していきます。
- 大手会社だと日本語での案内も可能
- お部屋探しはFacebookでも行える
- 新築物件は新築でない可能性がある
- 電気代が相場と変わらないか確認は重要
- 可能であれば入居前に害虫駆除を行うのが良い
- 南国でも長袖が必要な時期もあるので温水シャワーは必要
- 家電・家具つきのアパートメントが一般的
部屋を探す方法は3つ
Googleなどの検索エンジン
Googleなどの検索エンジンで「プノンペン 賃貸」「Phnompenh For Rent」など入力すると物件の情報が出てきます。
この場合、不動産会社であることが多いです。
気になる物件があれば、メールを使って広告を出している不動産会社と連絡を取ることができます。
またセンチュリー21などの大手会社だと日本語対応も可能で、最初はこちらを利用する方が安心だと思います。
Facebookでは不動産会社以外の方も賃貸広告を出していますので、格安で良い物件に出会えることもあります。
カンボジアで1部屋購入したけど、今は住んでないから誰かに住んでもらいたいな…と、思っている方が賃貸物件として広告を出す際にFacebookを使うことが多いイメージです。
カンボジアの流行りを知りたければFacebook!と思うくらい盛んに情報が流れてきます。
町中の「For Rent」
カンボジアに滞在していると「For Rent」「Apartment For Rent」と書かれている貼り紙や看板を見かけます。
これは「賃貸用」「アパートメントに空き部屋あり」という意味ですので、気になる物件があれば問い合わせてみるのも良い思います。
貼り紙の下に連絡先が書かれていますので、その連絡先に電話を掛ければOKです。
新築物件は避けた方が良い
理由は新築を謳っているだけで実際は新築ではない物件が多いからです。
カンボジアでは建築されて途中で中止になり数ヶ月(長いと年単位)放置された後に新たな建築会社によって、続きから建てられることがよくあります。
新築という聞こえは良いですが、現状は安全性も含めよく分からない建物ですので「過去に入居者が住んでいた履歴」のあるアパートメントの方が安全といえます。
またカンボジアでは、築2~3年の築浅の物件でも元々の賃貸料金から100USDほど値下げされていることもあり、どんどん新しい物件が建築されています。
契約前に確認した方が良いポイント!
- 電気代は相場と大きく違わないか
- 害虫駆除の業者をアパートメント手配可能か
- シャワーの水圧、温度に問題ないか
- 鉄格子は設置されているか
- 全部屋(窓)の鍵は問題なく使えるか
- 家電や家具は生活に困らない程度に揃っているか
次に私の経験上から学んだことも踏まえて説明していきます。
電気料金は相場と大きく変わらないか
州によって多少、異なりますがカンボジアの電気料金の相場は1kwあたり1500リエル(0.375USD)です。
カンボジアの公共料金の形態は、水道やガス料金については家賃に含まれていることが一般的ですが、電気だけは使った分だけを支払うことが多いです。
カンボジアでの電力自給率が低く隣国から電気を買っているため日本と同じくらい、もしくはそれ以上の電気料金となりますので相場と大きく変わらないかの確認は重要事項です。
我が家は1日冷房をつけている状態で、夜はリビング電気とテレビのみの使用状況ですが、電気料金は1月あたり400〜500USDです。
アパートメントで害虫駆除業者の手配は可能か
もし可能であれば入居前に業者による害虫駆除を行ってもらった方が良いです。
もう既に入り込んでいる害虫を駆除する目的や、外部からの侵入を防ぐ目的でも行った方が無難です。
害虫で何気に怖いのは「蚊」です!
日本で発症したらニュースになる「デング熱」もカンボジアでは日常的に起こりえます。
極力、病気にならないために自分達でも対策が必要になってきます。
下記の記事では、カンボジア現地で調達して行う害虫対策について紹介していますので、よろしければ参考にしてみてください。
シャワーの水圧と温度に問題ないか
日本ではシャワーの水圧が劇的に弱い物件はほとんどありませんが、カンボジアでは物件によって違いますので、シャワーの水圧とお湯が出るか確認が必要です。
「温水シャワーあり」となっていても出ない場合もあり、南国とはいえ雨季には長袖が必要な日もありますので、契約前に必ず確認しましょう。
私が今、住んでいる物件はシャワーの水圧が弱く、お風呂に入るのが億劫な日もあります…
鉄格子の設置はあるか、鍵は問題なく使えるか
鉄格子の設置は低層階であれば必須です。
上層階に住んでいても隣のビルから飛び移れるところがあれば強盗に入れてしまうので、万が一のことを考え設置済のところや、設置が出来ないか交渉することも重要です。
鍵についても嘘のような話ですが、閉めようと思ったら使えなかった・外から開けられてしまったなどの話もよく聞きますので、全ての窓や部屋の鍵は問題なく使えるか確認が必要です。
カンボジア正月やプチュンバンといったお盆休みの長期休暇のときは、田舎へ帰省する人が多く都市部はゴーストタウン化し、こういった日には事件が起きやすいので特に注意が必要です。
世界的に見たら安全な国ではありますが、日本よりは危険ということを忘れずに生活することが大切です。
移動中のスマホ操作など危険な行為についてまとめていますので、こちらも参考にしてみてください。
家電や家具は生活に困らない程度に揃っているか
カンボジアでは家賃が400USD以上のアパートメントは家電・家具付きが一般的です。
多くのアパートメントでは故障しても無償で交換してくれますが、契約前に例外になる物などは無いか確認し記載が契約書から漏れていた場合は、追記してもらった方が無難です。
過去に冷房が使えなくなり室外機が原因だった際、交換する時に費用を請求されたことがありました…。
また入居前にこの電化製品があればここに決めるのに…といった場合は遠慮せずに、ぜひ交渉してみてください。
この交渉で知人は、お掃除ロボットをつけてもらって入居していました。笑
この交渉術は確実に入居する家でのみ使える技ですので、むやみやたらな交渉や度が過ぎたことはNGです。
簡単クメール単語
家 | プテアハ |
鍵 | サオ |
まとめ
見た目が綺麗なアパートメントでも新築物件ほど怖いものはなく、過去に入居者が住んでいた履歴のある物件は安全性の高い場所なので内覧する際の候補として入れておくのが無難でしょう。
またどこに住んでも電気料金が高いカンボジアでは相場と大きく変わらないかの確認は必須事項です。
今回は不動産屋さんからは聞けない情報も記載してきましたが、現地で生活して分かった生の声ですので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
それでは、
チョムリアップ リア〜。